再生布を解説したからには虹布を解説しなければなりませんね。

虹布は最近の商材で言うと精霊王・信託・フォーチュン・賢哲と流れてきています。どれも僧侶や占いといった強くて人気な職業が着用する装備なので必然的に需要も高いです。私も最近は賢哲ばっかり縫っています。


【虹布の特徴】
正式名称は「集中力変化布」になるのですが縫う際の色が虹色なので虹布と俗称で呼ばれています。
虹布は4ターン置きに「集中力半減ターンと集中力1.5倍で会心率アップ」の効果が交互に訪れます。
そのターン使用する特技に効果が乗るので、集中力半減ターンではできるだけ集中力のかかるとくぎを使い、会心ターンではなるべく多くのマスを縫って会心をより多く狙っていくことがポイントです。

虹布の最大の攻略ポイントは「いかに会心ターンをうまく迎えるか」につきます。
再生布やピンク布(後日解説)と違い会心ターンという明確な目標を立てながら縫うことができるので比較的初心者の方でもコツを掴むのが早いと思います。

【会心レンジ】
虹布を始めるにあたってまず大事なのは「会心レンジ」を覚えることです。
会心レンジの詳しい数値や会心率については別記事にて詳しく解説していますのでそちらをご参照ください。


【会心ターン半減ターンの上手な使い方】
最初の会心ターンをどの縫いパワーでどこを縫うかによってそれまでの手順は完成します。
そして次の会心ターンをどの縫いパワーでどこを縫うか、それによって次の手順が完成します。

例えば最初の会心ターンを最強で迎えるなら、数値を48程度に調整すればよいし、次の会心ターンを普通で迎えるなら、24程度に調整すればよいです。

虹布は常に会心ターンまでの計9ターンを1セットで考えていくと寄せのイメージも付きやすいですね。

会心ターンはなるべく多くのマスを縫いたいです。最低でもたすきや滝登りなどの2マス。
多くの場合では大滝のぼりや水平縫いなどの3マス縫い。
場合によっては巻き込み縫いで4マスや5マスの会心を取ることも期待できます。

しかし、会心ターンを縫うマスを多くすればするほど会心ターンで使う集中力は高くなりますし数値の調整も難しくなってきます。

会心ターンで集中力をたくさん使うので、それを補うように半減ターンもできるだけ効率よく縫いたいです。

例えば、半減ターンでただ縫うだけなら、集中力が5から3で、2しか節約できません。
しかしこれが巻き込み縫いになると15から8で7も節約できます。

イメージとしては、「会心ターンで縫うとくぎと同じくらいの集中力を使う特技を、半減ターンで使うようにする。」ことがポイントです。

例えば
会心ターンで大滝のぼりを使うとき。
大滝のぼりは集中力10なので会心ターンでは集中力15消費します。

半減ターンで同じく大滝のぼりを使うと、集中力を5しか消費しません。

2つ合わせて15+5で集中を20消費しています。これならば大滝を普通に2回縫ったことと同じで、おまけに会心率アップがついてきたと考えられます。

虹布で大切なのは会心ターンですが、それを補う形の半減ターンもしっかり意識していきましょう。


【大事なのは手順より数値】

虹布は、その縫う筋道の立てやすさから手順化のしやすい布です。
再生布やピンク布なんかよりもランダム性が低いので手順化の傾向はより顕著です。


私もよく虹布の手順を教えてくださいと言われます。もちろん大まかな流れを知ることも大切ですが、もっと大切なことは繰り返しになりますが。「いかに会心レンジの数値に合わせるか。」です。


具体例を出すことが難しいですが
例えば、8ターン目にふつうで水平縫いという手順が解説されていたとします。
おそらくその意図は「9ターン目の最強での会心ターンの調整」を意味しています。

仮に残り数値が 65 65 65 ほど残っていたらその手順通りで問題ないです。意図通り水平縫いすればだいたい最強の会心レンジに入ります。

仮に残り数値が 50 50 50 ほど残っていたとしたら。
手順通り水平縫いをすると。出る数値によっては、最強で水平をしても会心が出ずに誤差2ができてしまうかもしれません。
(普通で18を引いて。最強で34を引いてしますと誤差2になる)

この場合では手順通りの水平縫いはおろか50の位置に触らない方が良いです。別のところを縫いましょう。

このように虹布で大切なことは「目指すべき数値(会心レンジ)」なので、それを目指すための手順が確立してくるのです。
手順の裏に隠された意図(できるだけ多くのマスを会心レンジに近づける)を読み取れば、野良会心や高め低めの数値を引いた時にも、?マスで何を引いても大丈夫な対応力がつきます。



【会心のバリューを考える】

少々込み入った話になるので、より数字や確率が苦手な方は読み飛ばしてもらっても結構です。

会心レンジに入れることは重要ですが、ただ闇雲というわけにもいきません。どれだけ会心を引いてもそれまでに集中力を使いすぎてしまっていては最後の調整が足りずぬ☆3を逃したなんてこともあります。

大事なことはかけた集中力と会心のバランスです。

もう少し具体的な話をします。


残り数値50の個所があります。会心ターンは最強で迎える前提です。
縫いパワー弱いが来ました。

最強の会心レンジは48です。2足りません。50に弱いを縫えば会心レンジに入ります。
しかし、絶対に48を会心で引くわけではないです。

仮に、50で26の会心が出たならば、ぴったり0になります。
仮に、50に弱いを縫って、42程度の場所に会心が出ても、ぴったり0になります。

同じ会心でぴったり0ですが、後者の会心は弱い縫う分の集中力5を無駄にしていることになりますね。

会心レンジは48ですが、50でも24の会心以外はぴったり0です。
もっと言えば60でも30以上の会心引けば0ですし、70でも36の会心引けば0です。

これが『会心のバリュー』です。

会心ターン合わせることも大事ですが、そこに向かうまでの集中力をいかに節約できるかも大事なのです。
むやみに全部位48以下にしようとしていたなら間違いです。時には56や54など、少し高めの数値が残っても会心ターンを迎えることが大切です。

もちろん、絶対に会心に入れたいということなら50に弱いを縫うことも悪くないです。それは自分のプラン次第で無限に選択肢があります。





虹布は攻め方や手順が比較的シンプルな分、高級商材の導入としてはおすすめです。しかし突き詰めればかなり考えることも多いですし手順も無限に存在し得ます。

この記事で少しでも皆さんの大成功率が上がればと思います。


※あくまで個人的な雑感なのでこの記事が100%正解ではないです。